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水曜日

11月22日 読書感想文 ★★★☆☆ 橋を渡る 吉田修一

ジャケ借り。橋を渡る、ってタイトル、よくないですかみなさん。私は好きです。 橋って「こっち」から「あっち」をつなぐものなんですよね。 「こっち」と「あっち」にはそれぞれ、どんな言葉を入れても良いと思うんですが、そこには「川」という大きな隔たりがあるはずなんです。それをつなぐための「橋」という存在。 私は図書館に行くと、吉田修一のところをチェックする程度に好きです。私は新刊を追うような生活をしていな […]

10月4日 (小説)サトの初恋

  サトは大きく息を吐いた。そうすると、自動的に空気が身体に取り込まれるのが面白くて、何度か同じ動作を繰り返した。   届かない恋というのは面白いもので、そのおかげで人生が豊かになったような気がした。豊かというのは、サトの感覚で言うといろいろな感情が生まれるということ。好きな人がいるんだけど、彼に惹かれていじらしい想いをしたこと。恋に焦がれるというやつだ。舌でそっと上顎を撫でる。ざらざら、ごつごつ […]

9月27日 日記が続かない人の特徴

下手の横好きとは言え、一番大切なのはそのものに取り組む姿勢だと思う。 下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、という言葉もあるし、大切なのはそれを楽しむことと、続けることだろう。 一つのことをずっと続けるって難しい。 私はここでの日記を毎日続けたいと考えていたけれど、結局6ヶ月くらいで挫折してしまった。 せめて1年くらいは、静かに共し続けているこの日記生活を絶やすことなく、過ごしたかった。 昨日の日記にも書いた […]

9月6日 真夏のピークが去ると必ず思い出す

台風の影響だろうか、がくんと音を立てるように涼しくなった。久しぶりにエアコンを停止したまま眠れそうな夜。気温は25℃とのころ。 真夏のピークが去った、と歌ったのは誰だろうか。若くして夭折してしまった天才は、名曲をいくつか残してこの世を去った。 夏が終わっていくたびに、彼のことを思い出してしまう。 茜色の夕日を見ていたら、など、彼が放った詞には季節を鮮やかに形容する言葉が記憶に残る。私も季節の移ろい […]

8月30日 だからこそ私は、自分の味方になってあげるべきなのでは

今日は疲れた。特に夕方の会議。司会を担当したんだけど思うように議論が続かず、コントロールできない展開。茶を濁して終わったのだけれど、まさかの延長戦。これがまた疲れた。議論はミーティング中に行いましょうよ、と思う一方で、時間配分とかをうまくコントロールできなかったという点で責任を感じてしまう。 まぁそんなことなんていつものことだからね。別にうまくミーティングを回せなかったからって、自分の首が飛ぶわけ […]

8月23日 価値観と視座

生きていると、ほんとにいろんなことがある。いろんな物事にぶつかり、それを各人が独自に解釈して、思考し、行動へと移す。その行動が他人の思いに影響し、伝播し、新たな思考、行動へと向かう。いろんなこと、と冒頭に書いたのはなにも特別なことではない。今日、起きた時に寝起きが良かったとか悪かったとか、そういう些細なことから生まれる。 寝起きが良かったから朝ランに出かける。たまたま出勤時間の重なった、近所のパパ […]

8月16日 動じない心を持つのって難しい

ChatGPTと哲学について語り合っていたところ、「アパテイア」という言葉を教えてもらった。一言で言うと「動じない心」(と私は理解した)ということなんだと思う。 動じない心っていうのは昔から、多くの人が考え、追求してきたこと。同じような考えが、仏教の教えにもあったように思う。 動じない心、平常心を持つのって難しい。物事に対して一喜一憂、反応してしまうから、心が乱れる。人生には自分の心を一喜一憂させ […]

8月9日 生き抜け、って言われた(ような気がした)から、生き抜く

今日はExcelを駆使した。ずらっと大きな条件パターンを複数作り、それでテストの期待値がYesなのかNoなのか、というもの。条件パターンごとに適用されるかどうかをIF、AND、ORを使いつつ。 人間も同じように、いくつかの条件に沿って生きている気がする。眠くなったら寝る。お腹が空いたらご飯を食べる。雨が降りそうと天気予報で聞いたら、傘を持って行く、など。返さなきゃいけないメールが来てたら、返す。お […]

8月2日 ナンバーガールのこと

ナンバーガールが日本のロック音楽界に影響を与えたというツイートを見た。私はリアルタイムで彼らの音楽を聴いていた世代で、確かに彼らの音楽はカッコ良く、ロックで、情熱に溢れていて、意味深な歌詞も相まって彼らの音楽が崇高なもののように思えていた。あれから20年近く経ち、私はおじさんになった。彼らも同様におじさんになっているのだが、音楽はあの頃のままだった。それだけではなく、彼らの音楽に魅了され、後に続い […]

7月26日 恋愛小説はもう描けない

自分にはもう、恋愛ものの小説は描けないと思う。なんというか、自分自身にそっち側の気持ちが湧いてこない感覚があって。図書館でそれ系の本を、いわゆるロマンス系?を借りようという気持ちも、全然湧いてこない。抗うつ剤を飲み始めてからかな?だいたいそのくらいから。 とは言えエンタメ的にはその方面が好まれるのは分かっていて、受けを狙うのであれば書くべきなんだろうけれど、そっち側のことを考えようとしても全然頭が […]