TAG

読書感想文

12月16日

またしばらく、日記からご無沙汰してしまいました。 日常が忙しかったのかというと決してそんなことはなく、働いたり、笑ったり、クスリと笑ったりしていましたところ、この日記を書くのが少し面倒になってしまいました。 日々、振り返り、内省をしないというのは、良いことなのか悪いことなのか分かりません。 いや、内省はしたほうがいいだろ派だったんですけども、上記のようにとりあえず日々を生きることで精一杯な人にはこ […]

11月22日 読書感想文 ★★★☆☆ 橋を渡る 吉田修一

ジャケ借り。橋を渡る、ってタイトル、よくないですかみなさん。私は好きです。 橋って「こっち」から「あっち」をつなぐものなんですよね。 「こっち」と「あっち」にはそれぞれ、どんな言葉を入れても良いと思うんですが、そこには「川」という大きな隔たりがあるはずなんです。それをつなぐための「橋」という存在。 私は図書館に行くと、吉田修一のところをチェックする程度に好きです。私は新刊を追うような生活をしていな […]

11月21日 読書感想文 ★★★☆☆ 長い終わりが始まる 山崎ナオコーラ

この本、初見だと思って読んでいたんだけど、読み進めて気づきました。これ読むの2回目だった。 私はこんな風に、少し斜に構えたような(という表現が正しいとは思えない、なんだろう)タイトルが好きで、タイトルと作者だけを見て図書館でジャケ借りをしました。 前も同じような気分で、お、山崎ナオコーラじゃん、ん、なんだこのタイトル、奥行きがあって好きだな、という程度の気分で借りたんだろうなと思う。 さて、このお […]

8月8日 読書感想文 ライ麦畑でつかまえて

久しぶりの読書感想文になります。野崎孝のほう。 会社の同僚に勧められたからです。いいから読め、と。早速図書館で借りてきまして、早速読んでみました。 一言で表すと、ガラスの十代だなぁと思いました。学校を退学になり、実家に戻るまでのロードムービー的なストーリーで、自分の思い通りにならないことばかりで、人生ってつまんないよなぁ、と全般的に考え続けてる主人公の姿が、まざまざと浮かびまくってました。本人の語 […]

6月3日 私のやめることリスト

6月にしては珍しい台風が去り、空気が綺麗になっているような感覚。まだきっぱり晴れておらず、空気自体はひんやりしている。そうだ、風はまだ6月のものだったんだ。台風なんてものが来ていたから、私はまだ季節自体が夏前ですよ、ということを忘れていたんだね。 さっき図書館へ行ってきた。少し古い造りのそれは、本棚が低く設定してあり、とても見やすいのだけれど、逆に一番下の棚はものすごく見づらいんだよね。実際、一番 […]

リトル・バイ・リトル | 島本理生 | ★★★★☆

島本さんの作品を読むのは3話目です。ファーストラブ、ナラタージュに続いて今作が3つ目。 あらすじ 母子家庭で暮らす若い女性の視点。母と、異父姉妹の妹と3人暮らし。習字教室に通い、ティッシュ配りや看板持ちのバイトをしていて、ひょんなことから知り合ったキックボクサーとの淡い恋を体験。彼のお姉さんがなかなか個性的。 (私視点の)島本理生さんの作風 島本さんの表現で私が面白いと感じる点がいくつかありますが […]

読書感想文 | 蹴りたい背中 | 綿矢りさ | ★★★★☆

Kindle Unlimited対象だったので読みました。 この本は以前図書館で借りて読んだことがあったので、読むのは2回目です。 嫉妬。星4つで、あと1つは悔しかったから付けませんでした。大人気ないですね。わかってます、私はそういう人間なんで。 嫉妬と言っても、いったい何に嫉妬したのか。 作者の感性と、それを描くことのできる語力に。 きらめき、ざらつき、空気にもいろんな捉え方があるけれど、それを […]

読書感想文 | 沈黙のパレード | 東野圭吾 | ★★★★☆

図書館で予約してまして、順番が回ってきたので読みました。3日くらいでばーっと読んでしまった。 以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。 東野圭吾さんはすごいね。この文字量で、且つきちんとした論理で伏線を回収していくんだもんね。最近は改行してページ数を稼ぐ本が多いような気がしていて、それはそれで空気感を楽しむという点でアリだとは思うのですが、正直なところ読み応えという点では、やっぱり東野圭吾さんく […]

読書感想文 | 僕の好きな人がよく眠れますように | 中村航 | ★★☆☆☆

Kindle Unlimited で読みました。 中村航さん、名前は聞いたことがありましたが、作品を読むのは初めてでした。 ざっくり言うと大学院生の恋愛。けど女性の方はすでに結婚していて、つまり不倫ものです。 私には無理でした。全部読めなかった。62%でギブアップでした。 なにがダメだったか。 現実味のないところがダメでした。 現実味というか、なんていうんだろう、倫理観?不倫ものって私は苦手なのか […]

読書感想文 | 星の子 | 今村夏子 | ★★★☆☆

<ネタバレを含みます> Kindle Unlimited で読みました。以前図書館で借りたことがあったので、読むのは二度目です。 昨今、宗教の二世問題、お金をたくさん献金する、みたいな問題が取り沙汰されていますが、本人たちが信仰心を持って、自分の思い、信念に従って行動を起こすということに、よほどの事がない限りは外野が止める権利がないように思います。 この中で描かれているのは、イメージ的 […]