手帳を使う目的

基本的に手帳は1月はじまりか、4月はじまりである。
日本で生活することを考えたら、その年、その年度が始まる時期に手帳を開始するというのは、ある種自然なことだ。

だが手帳業界に取ってみたら、この時期しか売るタイミングを見込めないというのはなかなか辛いものがある。

そして私たち消費者も、例えば7月くらいに転職したとして、その時期から「手帳を始めてみるか!」と思っても、タイミングが合わず、その動機がいつの間にか消失してしまう。

この、大切な機会を損失するのは、非常に勿体ないな、と思う。

そもそも、手帳に何を求めるのか。まずそこに立ち返る必要があるように感じる。

日々の予定を書きたい。実績を、日記を書きたい。1年を通して活動したことを可視化したい。手帳を持つ人によって様々なことが浮かんでくる。

そういう、目先の目的を考えるのも良いが、その先にあるのは自分の成長を可視化したいということになるのではないのだろうか。

そう考えると、自分の成長が可視化できればどんなツールだって良いはずだ。

であれば、Campusのノートに、自宅にあるボールペンを使うなどで十分だ。
少しでもそこにこだわりたい人が、自分の好きな書き味の紙、ペン、などにこだわったり、マンスリー、ウィークリーのカレンダーがあらかじめ入っているほうがありがたいなどの趣向が重なり、その結果として手帳を選択するということになるだろう。

私もほぼ日手帳に万年筆という、変なこだわりを持ちながら数年にわたって手帳生活を続けているが、上記についてずっと悩んでいる。

というのも、私にとってはほぼ日手帳についているマンスリー、ウィークリーのカレンダーや、グラフを書く欄など、不要に思えるのだ。
だけど習慣を変えるのに少し抵抗があり、10年程度ほぼ日手帳を使い続けているのを、ここでやめてしまうのか、と自問自答する日々を送っている。