カテゴライズすることで得られる、その場しのぎの安心感

私は内向的だから。私はO型だから。私はHSPだから。

誰かが決めたカテゴリーに則って、私は私のことを理解することがある。
しかしこのカテゴリーに100%合致するはずはない。
これを決めた人は、私のことを見て決めた訳じゃないから。
私が、「なんとなくこれかな」と決めたカテゴリーに則っただけだから。血液型以外。

だけど、例えば、私はHSPなんだと自覚するだけで、生き方が楽になるのはなぜなのだろう。
私は本当はHSPではないのかもしれない。
ただ、「HSPはこんな人」みたいなウェブサイトで、HSPの人が持つ傾向と、生き方の指南を見ることで、気持ちがだいぶ楽になるのは事実だ。

多分、安心感が得られるのだ。
その記事を見る前と、見た後で、何が変わったのだろう。

うーん。

あまり良く分からないが、一つ考えられるのは、自分を客観視できたということではないだろうか。
客観視すると、自分のことではあるものの、自分のものから少し離れたところから、自分を眺めることができる。
そうすると、今の自分がどう見えていて、これからどうすべきなのか、少しわかるのかもしれない。

うーん。
違うかな。

少なくとも、この安心感に助けられることは多くて、私らしい生き方を模索する中で、この類のカテゴライズは参考になっている。
私は、内向的らしく、HSPらしく生きていけば良いのだ、という指針を持つことができている。