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hmgrbean

世の中、白黒つかないことばっか

一日いちにちが、継ぎ目なくぼんやりと過ぎていく。人間は寝るから、それが継ぎ目のように感じられる。けれど実際は、それは意識があるかないかという観点なだけで、呼吸とか、時間とか、違う観点で考えると、なんてことはない日々が続いているだけなのである。 季節だって、ゆっくりと入れ替わっていく。辛うじて、雨が多くなってきたなとか、ベランダで飼っている植物が葉っぱをつけてきた、花を咲かせてきたというように、目に […]

タイトルなし(急に、嫌われた?!と困惑する人を応援する話)

人間、簡単に人を嫌いになることなんて、できない。優しい人間なら、なおさらだ。 人は生きていかなければいけない。死ぬ権利もある、と私は以前考えていたけれど、いや、正直に言うとそれについては未だにその権利はあると思っているけれど、生きていこう、と思う人なら、忘れる、執着しない、手放すということが肝要なのだ。生きていきたいから。辛い思いばかり抱えては生きていけないから。 機嫌良く生きる。これが、人生を軽 […]

応援しているチームが勝てないのは、誰の課題なのだろう

応援している柏レイソルというサッカーチームが、2021年に入ってからあまり勝ててないという状況です。選手みんなは頑張ってると思うのですが、結果につながらないのは、とても歯痒い思いです。 私は、そんなレイソルを応援しているツイッターアカウントの人たちを多くフォローしているのですが、勝っている時はみな一様に「最高だ!」となります。一方、負けが続くと、応援することに戸惑いを表す人、特定の選手を罵倒する人 […]

傘をしまうビニール袋が気になってしまう男の話

カフェは混んでいた。雨だし、こんな駅前のカフェはお昼時こそ、混むべきなのだろう。いつもはフロアスタッフが2人で回しているが、今日は3人で回している。1人分の人件費を賄えるほど、十分な利益が出ると見越したのだろう。確かに、周りを見渡すと多種多様な客でほぼ満席となっていた。 私はセットについてきたサラダを食べ終えた。今日のパスタセットのパスタはホウレンソウのペペロンチーノだった。ニンニクの入っている料 […]

自分の知らない自分のことを、自分は知るべきだろうか

私は、私のことをなんでも知っていると思う。そりゃ、もう42年も一緒に暮らしているのだから、私に関するほとんどのことは知っているはずだ。例えば、自分がどんなことに喜びや悲しみを感じるか。どんな事実に反応するか。もしくは興味がないか。それらを記録して統計として残しておくことで、たぶん、「私ってこんな人です」という自己紹介の文章が出来るだろう。 だけど、本当の自分は、それだけではない。他人が私のことをど […]

継続は力なり。だけど変化を付けてったほうが続くよね

タイトルで全て簡潔してしまうような話ですけれども。 何度か、継続することが一番の才能、みたいな投稿をしたことがあります。 才能ってまず、自分がそれを好きだな、と思えるきっかけに気づくことで、そしてそれをゆっくりと温めながら、自分のものにしていくことだよなと考えていまして。 そしてそれが人の役に立つようなものなのであれば、周りにも好影響を与えるのだから、誰にとっても得ですよね。 ゆっくりと温めること […]

やり場のない、暴発してくれないかなという思い

ここのところ、仕事に対してだいぶやる気を失っている。やる気というのは後からついてくるものだから、最初に自分の中で締切みたいなものを設けてしまえば、自然と危機意識が生まれていつの間にかやる気が出てくるだろ、とある程度経験則みたいなものがあるのでそれを活用しようとしたが、そもそも締切を設定しようとする意識に対して抵抗する別の意識が生まれてしまい、あーだめだこりゃ、ということで午後をお休みして昼寝した。 […]

みんな、それぞれの目線で空を見ている

長男が12歳になる日を迎えています。同時に、私は、父になって12年が経つという日になりました。 長男も、次男も、日々、本当にすくすくと育っていくのが分かります。今イマで言うと長男は情緒が複雑になってきていて、いろいろな感情を持つようになりました。そしてそれを伝えるための言葉も覚え始めているように感じます。次男はまず身体の成長、そして長男と同様に、喋る言葉の種類が増えてきました。 以前、私は脇役とい […]

王子に住んでた頃の話

桜の季節には、飛鳥山公園へよく散歩しに行った。王子には23歳から26歳くらいまで住んでいた。 飛鳥山は桜の名所として有名で、この季節になるとたくさんの人が桜を見に訪れた。私もその1人だった。今の奥さんとはその頃から付き合っていたので、2人でぶらぶら散歩していたのがつい最近のように感じる。 あれから20年近く経つのか。王子を離れた頃を最後に、王子には訪れていない。同様に、飛鳥山にも行っていない。きっ […]

置き忘れた自己肯定感を見つけるためには

仕事で、自分のできないことばかり浮き彫りになって、めちゃくちゃ自信を喪失した1週間でした。普通に凹み、改善の兆しが全く見えず、ただただ、日々をやり過ごす日々でした。 こういう時は、たぶん、自分の出来る事に集中して取り組むことが必要なのかな、と思います。そう思って、騙されたと思って、描きかけの小説に手を加えたり、ランニングしたり、桜の美しさに胸を打たれたりして、とりあえず自分というものを取り戻せたよ […]