なんの役にも立っていない

なるべく客観的に、今自分の置かれている環境を見渡してみて、それに対して今の自分が、その環境に対して何か役に立つようなことを担っているのだろうかと考えた時に、その答えが、何一つとして浮かんでこなかった。

つまりそれは自分が今、この地球という環境に対してなんの役にも立っていないということを意味する。むしろ空気を吸い何かを食べ、つまり地球のリソースを無駄に消費するだけの生き物ということになるのであろう。

私はいなくなった方が良いのだろうか。
生き物は食物連鎖などで、この地球という環境に対して役に立っている。みんなそれぞれ、何らかの役割を担っている。
それに比べて私は。私は、無駄に、この地球がもたらすリソースを食い荒らすだけの生き物なのではないだろうか。

ここでもし私がなんらかの宗教に対して敬虔な信者だったとしたら、これを神様に懺悔することで、心が救われるのかもしれない。
だが、残念ながら私は明確な信心を持っていない。
だから、そのやり方で救われることは、おそらくないのであろう。

だけど私は、まだ死ぬわけにはいかない気がしている。
地球に悪影響を及ぼす存在なのかもしれない。
上述したように地球がもたらす貴重なリソースを食い荒らすだけの生き物なのだから。
そんな私でも、生を全うするという役割を担っているのだ。
それが地球に対してどんな貢献をするのか、全く分かっていない、けれども、生きる。