Kindle Unlimited で読みました。
中村航さん、名前は聞いたことがありましたが、作品を読むのは初めてでした。
ざっくり言うと大学院生の恋愛。けど女性の方はすでに結婚していて、つまり不倫ものです。
私には無理でした。全部読めなかった。62%でギブアップでした。
なにがダメだったか。
現実味のないところがダメでした。
現実味というか、なんていうんだろう、倫理観?不倫ものって私は苦手なのかもしれない。ということでごめんなさい。ストーリーではなくこの作家さんの感想を。
中村航さんって、かるーいタッチで物事を描写していくんですね。
キャッチー。チャーミング。そんな言葉が思い浮かびました。
物事の比喩表現とか、(不倫という括りではあるけれど)付き合いたてのカップルが齎す雰囲気のところとか、私の過去を思い出し胸がキュンキュンしました。
これが不倫ものじゃなかったらなぁ、というところです。素直に読めたら良かったなぁ。
私って結構頑固なところがあるんだな、と自分の新たな一面を発見することができました。どうでもいいけど。
あと会話とかね。この作家さんが何歳の時に執筆したか分からないですが、まさに25歳にもう少しで到達するような男女の会話だよな、とか、プロントでお酒を飲む雰囲気とか、あと私、Jリーグのサッカーが好きなので浦和サポに鳥栖サポが紛れ込んだって表現とか、面白いね、と思いました。
作家さんのタッチ自体は好きなので、ストレートな恋愛とか、そういう系の話を読んでみたいなぁ。
僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫) [ 中村 航 ]
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