誰に対しての責任か

責任の重たさに対する感性は一人ひとり違う。自分が考える責任は、他人のそれと一緒だと考えてしまいがちになるが、それは大きな失敗を産む。 そもそも責任とは。役割などと近いイメージを持っている。何かをやり遂げるという、遂げる、のところに責任が生まれる。その、やり遂げるところの強度をどう捉えるか、その感覚に個人差が生まれる。 普通に生きていく中では、個人的なところではあまり責任というものはないように思う。 […]

時には雨が降ったって

関東地方は、なんとなく久しぶりな感じの雨。まとまって降ることが少ない季節なので、雨が降ってしっとりした空気になると少しだけ嬉しい。 雨は煩わしい。傘を持つのが嫌いなので、なるべく雨の降る日には外出したくないと思ってしまう。服が濡れるとか、いろいろ面倒だと思ってしまう。 そんなに嫌われる存在ではないだろう、本当は。ベランダでいくつかの植物を飼っているので、彼らにとってまさに恵みの雨なはずで(雨がかか […]

続けられる人が一番強い

自分の身に染みて感じるものだから英語を例として取り上げるのだけど、英語に関して「できない…」と挫折するのは、英語が難しいからではなくて、自分が続けられないから。 英語だけではなく勉強全般に言えることだが、コツコツと続けることが一番難しい。義務教育ではその、コツコツと学び続けるということを身に着けるのではないだろか。大人になってから、そのコツコツと続けることがいかに難しいか。 人間はすぐに逃げたがる […]

余命

余命が分かったら、生き方を変えるだろうか。いずれ死んでしまうのだから、に続ける言葉は、いったい何を。 私はこの言葉に、何をつなげるだろうか。余命が分かっていたとしても、今の生活を変えることはしないだろう。やりたいことをやってから死ぬ、というのは多くの人が抱く思いなはずで、「やりたいこと」に何が含まれるかは人それぞれだ。行きたい場所、やりたいことなど、自分の好奇心に従った行動や言動が生まれてくるだろ […]

絶対に嫌われる

SNSを通して人と触れ合うことが当たり前になっている。私も、リアルな人と話すのは家族以外では皆無に近く、SNSを通して会話している方が多数派となっている。そしてこのように、自分の考えを綴る場所を持っている。 この場所は、自分のために作っている。が、他人に共有することで、ある程度形の整った文章を作らなければいけないという制約が生まれる。この制約自体は自分で作り上げたものだが、何の制約もないところで書 […]

悪い妄想を止めるべきか、続けるべきか

誰にでも裏の顔があると思っていて、だけどそれを妄想していても何も良い結果は生まれないと思う。 極端な言い方をすると妄想っていうのは暇つぶしの一つなのだから、誰かが私を嫌っているのではないか、と思い始めたら、それは暇潰しと一緒なのだ。他にもっと、考えることはあるだろう。だが、いったんそっち側のことを考え始めてしまうと、途端にそれだけで心が満たされてしまう。自分で止めようとしても、簡単に止めることがで […]

サディストとマゾヒストはどっちが強いのか

ある哲学書で、主人と奴隷の関係性について描かれていた。 主人は奴隷の労働によって成り立っているから、主人は依存している。一方奴隷はというと、自分自身の労働によって主人を助け、労働という制約はあるものの、それを含めた全体の生活での自由を見つけ、それを確立していく。つまり助け合っているということだ。言葉尻だけを受け取ってしまうと主人のほうが偉そうに見えるが、それはあくまで言葉の上だけで、ある視点で見れ […]

これが誰かに向けた手紙だとしたら

こうして公開するということは、誰かに向けた手紙と同様なのだ。今の自分が抱いてる思いが、見知らぬ誰かに届くことだってある世界。 まだインターネットがなかった少年時代、ボトルに手紙を入れ海に流すという、ボトルメールに言葉では言い表せないほどの憧れを感じていた。平たく言うとロマンなのだろうけど、それが今、こうして、実現できている世界にわたしは生きている。 こうして、誰かに見られることを意識すると、途端に […]

お前のその、両手のサイズ

自分への戒めとして。 昼食を摂ることも忘れ仕事に没頭するのも良いのだが、最低限、気持ちに余裕を確保しておくべき。仕事と仕事の隙間に佇む、自分の気持ちを緩めるようなことは、確かに仕事の成果には直接的には繋がらないが、生産性を上げる大きな要因であることは間違いない。 沢山の仕事を捌くのも重要。多くの成果物を残すことも重要。だが、もっと重要なのは自分を見失わないこと。成果物は残せるかもしれないが、その代 […]

今の世界に満足することだって必要なことだろ

地球はデカい。おそらく、多くの人は地球の全てを見る前にこの世を去ってしまうだろう。いくら金があったとしても、いくら時間があったとしても、さすがに限界がある。 別に良いのだ。私は、世界の全てを見てみたいとは思うけれど、全て目にする必要はないのだから。 世界の多くを見てみたいと憧れることは良いことなのかもしれない。が、今いる世界、今の私が、今のあなたが見ることのできる世界をきちんと見ること、きちんと知 […]