8月2日 ナンバーガールのこと

ナンバーガールが日本のロック音楽界に影響を与えたというツイートを見た。
私はリアルタイムで彼らの音楽を聴いていた世代で、確かに彼らの音楽はカッコ良く、ロックで、情熱に溢れていて、意味深な歌詞も相まって彼らの音楽が崇高なもののように思えていた。
あれから20年近く経ち、私はおじさんになった。
彼らも同様におじさんになっているのだが、音楽はあの頃のままだった。
それだけではなく、彼らの音楽に魅了され、後に続いて立ち上がった若者たち。
彼らの奏でるギターの音が、まさにナンバーガールのものと同じようだった。
いわゆる、ジャギジャギとしたギター。うねるベースとドラム。そしてエモーショナルなボーカル。少しずつ形態は変わっていくけれど、ベースとなるエッセンスは変わらない。私はそれらを聴き、間接的に、ナンバーガールを感じる。

日本の音楽シーンを、と大まかに区切ってしまったが、実際はそんなに大きな丸にはならないかもしれない。だけどその丸の中には至るところでモッシュやダイブしている若者が絶えないだろう。

その前は誰だっただろう。捉え方次第だからなんとも言えないけれど、順に遡っていくとこんな感じかなぁ(あくまで私の目線です、異論は腐るほど出てくるでしょう

  • andymori
  • チャットモンチー
  • Dragon Ash
  • ELLE Garden
  • 椎名林檎

ここから先も書くとエンドレスになるのでやめておく。私の中では、最後はYMOとはっぴぃえんどになる気がする。そこに至る脈は、いくつも複雑に絡み合いながら、混ざったり、遠かったりするのだろう。