5月26日 流行について

久しぶりに出社した。徐々に、出社する機会が増えてきている。
今まではコロナ感染者がいれば社内で通知されるようになっていたが、最近ではその話を聞かなくなった。
時代の流れというのもあるけれど、一言で言えばみんなコロナに飽きたんだと思う。
よく3年も付き合ってきたよね。
マスク生活。
今ではもうマスクを外すことに照れてしまうような時代になりつつあり、なんのこっちゃ、と思っていたけれど、電車で通勤している時にはもう半分くらいの人がマスクをしていないように感じる。みんな飽きたんだろうな、こんなもの付けたくなかったよね。

流行りというのは怖いもので、いつから流行ったかははっきりと分からないものが多い。流行の担い手としては、テレビが挙げられるだろうか。テレビで流すことで、ほんとは流行ってなんかいないのに、まるで大人気かのようになったりする。コロナも、最初の頃はあんま流行ってなくて、けれど何かのきっかけでテレビでは毎日、今日の感染者数を発表したりしていた。実際にはあんま流行ってないのにね、みたいなことは考えないようにさかんに、テレビで訴えかけるような、そんな3年間だった。

私は決して、陰謀論者ではないので、その、テレビがさかんに訴えかけていたことが、実はワクチンを作る会社の陰謀だった、みたいなことは考えたくはない。人間にとって未知の、そしてタイミングによっては命を奪ってしまうようなウイルスだったから、世界では、テレビでは気をつけるよう警鐘を促していたのだろう。もしそれが本当に陰謀なのだとしたら、という想像は、ほぼ創作の範疇になると思う。

この教訓を活かして、もし私がこのブログを流行らせたかったとしたら、どうすれば良いのだろう。まずコンテンツ自体に魅力を持たせる必要があるとして、それを評価し、周りに広める人が必要となるだろうか。私は大枚を叩いてそんな人を集め、広め、やがてテレビに取り上げられ、私は人気サイトの管理人を務めることができる。そんなことはやりたくないから想像の域を超えないのだけれど、やり方って意外と簡単なんだろうなーと思ったりする。

だからこそ、流行りって怖いよなと思う。実体の伴わないものなんて関係ないんだから。なんか周りが騒いでるからー、で飛びつく人だってたくさんいるだろう。私は、自分の意思で、流行を見極めて生きていきたい。