7月28日 別れることについて

さっきオフィスで仕事していたら、今日で最後なんです、と挨拶に来られた同僚がいてびっくり。
彼とはちょっと一緒に仕事をした程度だったが、ご丁寧に挨拶されて返って驚いてしまった。
正直なところ、彼がいてもいなくても今の自分が持っている仕事には影響がない。
だから、辞めてしまったとしても、別に困ることはないのだけれど、
それよりもまず、知ってる人が少なくなっていくのが少し寂しい。
私は外資系の会社に勤めているということもあり、入れ替わりは激しいように感じる。
だからこそ、なのかもしれない。こんな感じで知っている顔がまた一ついなくなってしまうのが、こんなに寂しいものだと。

今まで何回の別れをしてきただろう。
今生の別れと、そうではないもの(また会える可能性のもの)に分けてみると、圧倒的に後者の方が多い。
だけど、私から意識的に「会いにいく」という行動を起こさない限り、その割合が50%ずつ、私の頑張り次第では左側に重心が寄っていってしまう。
ではいったい、私は今「仮の別れ」をしている中で、何人に「まだ会いたい」と思っているか。
実際のところ、片手で数えられる程度かな、と思う。
これが、ドライと感じられるかは、聞いた人の感じ方次第だけれど、私はその五人に対しては、私が苦労してでも会いたいと思っているのは確実だ。
別に私は、これがドライだとは思っていない。
その五人に対して熱い思いを持っているから。

もしかしたらその五人のうち、誰かは、すでにいなくなっているかもしれない。
そう考えてみると、少しばかり私にプレッシャーをかけるように感じる。
だけどそのプレッシャーを前向きに捉え、いろいろな調整ごとをこなし、そしてその人たちに会いにいくことができたら、私は幸せかもしれない。