6月5日 大数の法則とマッチングアプリ

ちょっとした投資を始めてみると、今まで考えていなかったようなことに出会う。
大数の法則とか、なんかどっかで聞いたことのある名前だったが、投資を続ける上でかなり重要な法則だということに気づいた。

簡単にいうと、サイコロの目。
何度か振ってみると、ある数値に偏った結果が出るかもしれないが、その回数を繰り返していくと、限りなく1/6に近づくというようなもの。
つまり投資も同様で、何度も繰り返していくうちに、勝率が50%になっていくのだろう、ということ。
私はまだほんとに始めたばかりで、実をいうとすでに10%くらい負けてしまっているのだけれど、もっと少額で繰り返すことで、徐々に勝率を上げていくことができるのではないだろうか。

同様のことを考える。
数打ちゃ当たる、なノリ。
例えば、ある女性のことを好きな男性がいるとする。
この男性は奥手で、女性と話そうとすると目を合わせることすら難しく、喋ろうとすると敬語になったり、声が上擦ったりしてしまう。
こんなことではいつまで経っても付き合えないと考えた彼は、ある日、大数の法則を知る。
男性はすぐさま、自分の女性遍歴について考えを巡らせる。
もしかすると、数打ちゃ当たる方式で、僕にもいつの日か彼女ができるかもしれない。
そう考えた男性は、マッチングアプリに登録する。
いいな、と思った異性には積極的に声をかけ、会うようになる。
最初は相変わらず声が上擦ってしまったけれど、確かに、場数を踏んでいくと声はそのまま出せるし、やがて目を合わせることもできた。
男性はさらに雑談力を磨いていく。相槌の打ち方、目の合わせ方。
ご飯の次にはデザートを食べるという、王道の順番。
そしてようやく、男性には意中の人のハートを射抜く。

なんて、典型的なサクセスストーリーだけど、これって大数の法則に則って何度も繰り返したというところが報われたワケだし、

ていうか、

割とこういう話ってあるような気がしてきた。
大数の法則に則ったストーリーを考えれば、意外に売れたりするかもしれない。