タイトル無し (承認欲求についてのメモ

他人への承認欲求が強いと、疲弊する。
他人が自分の織りなす行動や言動に賛成や同意をしてくれないと、満たされないからだ。
そしてそれは他人が考えることで、自分でコントロールできないことなのだから、それを期待して行動するようでは、自分はいつまで経っても満たされないのだ。

そのことをじっくりと考え、少しだけ生まれ変わったような気がする。
と書くとだいぶ大それたことのように聞こえるが、なんてことはない、少しだけ価値観を変えだだけだ。

一番わかりやすいところでいうと、私に関わる全員に優しくしたい、という思いが、「別に全員じゃなくてもいっか」というところまで弱まった点だ。
小学校から学級委員に選ばれるような自分は、いつしかそういうスタンスで生きることが私の中の正義になり、誰にとっても優しく、頼りのある人間でなければいけないと感じるようになっていた。
だけど多くのことを学び、育ち、折り合いをつけなければ自分がくたびれてしまうと感じた時に、それまで自分の正義としていたそれは、自分にとっては悪魔なのではないか、と懐疑的な目で見るようになった。

今まで信じていたものが、嘘だったなんて。
私が信じてやってきたものの正体は一体、なんだったんだろうか。自問した。
そして得られた結果は、私自身が信じて止まなかった行動は、全て他人への承認欲求が根源にあるものだ、ということだった。
冒頭に書いた通りそれは、コントロールすることができない他人に依存するものなのだから、それを追い求めていては、自分はいつまで経っても満たされないのだ。