7月10日 成長したいと考えることは、きっと自然なことなんだよ

時間は止まってくれない。
つい最近、「今年も半分が過ぎてしまったかー」と思ったばかりだったが、そこからさらに、残りの6分の1のうち、3分の1が終わってしまった、ということになる。
生活は高望みせず、自分の手が届く範囲で暮らしているから、何一つ不自由のない気持ちで過ごしているけれど、それでもこうやって一日一日を無意識のうちに過ごしているとなると、少しだけ歯痒くもある。
だけどこの、なんとなく日々を、時間を無駄にしていやしないか感というのは古代ローマ時代の頃からあったというし、そこから数千年を経た現代でも同じようなことを考える人間は多いと思うから、人間の思考っていうのはあんまり進歩していないかもしれんよね。

日々を、時間を無駄にしていると感じるのは、良いことなのだろうかね。
これは言い換えるとマンネリ感だとか、そういう壁にぶつかっている時なのかもしれないよなぁ、と考えたわ。
今という現状を打破したいと思う気持ちが根底にあって、それに引きずられるようにして「今のままじゃダメだ」と考えるようになっているのではないだろうかね。心理学とか勉強したことはないのだけれど、なんとなくそんなふうに思ったりする。

別に、今のままでもいいんじゃないの、と思う自分もいるけどね。
上述した通り、今の生活に対して不満を持つことなく、ぼんやりと過ごせているのだから、この生活を守るような生き方をしていければ良いのではないだろうか。
知らんけど。

けど、人間って成長する葦って、かの有名な人が言ったように、死ぬまで成長できる生き物だと思ったりしててさ。
身体的な成長は歳をとるにつれて緩やかになっていくだろうけど、そこから先は気力が成長していくのではないかな。
私は44歳で、今、もしかすると、後から気づくのかもしれないけれど、気力・体力その他諸々の力が共に、充実しているタイミングだと思ってやまないんだよなぁ。