点と点がつながって一つの線になる。
人生にはこういうシチュエーションが多いという。
それに気づくかどうかはその人次第であるけれど、常にそういうことを考えているような人だとしたら、気づきやすいのかもしれない。
それは、アンテナの高さだと思う。
自分で気づくかどうか、そのアンテナの高さ次第で、その周波数を合わせられるかどうかにかかっているのだから。
一体今の自分は、そのアンテナはどのくらいの高さを張っているのだろうか。
日々、ぼんやりと過ごしている気がするから、多分大して高くはないように感じるけれど、今の私はそれでも良いのだろうか。
不安を感じるのは、良いことなのか。
不安?
今の自分で満足しているということの裏返しなのではないだろうか。
一般的には、常に意識を高く持っておくべき、という考え方がある。
そりゃそうだ。
何事にも興味を持つような人の方が、自然と経験も増えていくし、冒頭に述べた点が増えていくわけだから、後から考えると線になりやすいということになるだろう。
だけど、だけどだ、点をたくさん掴むためにはスタミナが必要だ。アンテナを張るのには気力が必要だ。気力だけではない、体力も必要かもしれない。
自分の、できる範囲で十分なのではないか。
つまり、自分の器ってものがあるから、その器に乗る程度の点を見つけることこそが、真理なのかもしれない。
私の器とは。どの程度の大きさなのだろうか。