差別と考えること自体が差別

札幌のジェイ選手が、福岡のカウエ選手に対し、人種差別?!と思われるジェスチャーをしたという話。ツイッターで急激に伸びているのを肌で感じています。

だいたいは、ジェイ選手に対する、それはひどいだろ!という感じに見えます。

確かに、私も、ひどいと思うんですけどね。

ただ、

それ以前に、

カウエ選手のように肌の黒い人と、ジェイ選手のような肌の白い人に対し、典型的な人種差別の構図を、みんな持ってるんだな、と。私も含めなので自戒を込めて書いてます。

そもそも、肌の色で人間って優劣を決められるものではないじゃないですか。
仮に、ジェイ選手のジェスチャーに倣って考えたとすると、レイソルにいたオルンガ選手だってそうなるはずじゃないですか。だけどレイソルサポーターは間違いなく、彼のことをリスペクトしていたし、もっと言うとJリーグ全体でもリスペクトする姿勢だったように感じます。
というか、肌の色なんて関係ないはずなんですよね。
私が上で書いたことすら、本来は思いつくことのないはずの思想だ、と。
それが真の平等なのかな、と思います。

人間ってつい、偏見を挟んで物事を考えてしまうのだよな、と。

日本人の思想で考えると、例えば、大企業志向、高学歴志向、人と違った思想志向とか。大きな企業に入ったから、頭のいい大学に入ったから、普通の人には思いもよらないような思想を持っているから、あの人は偉い、みたいに感じるところがあるような気がします。
偉い=普通の人とは違う、的な、ある意味で除け者意識ってことなのかなぁ。
出る杭は打たれる、けど出すぎてるから嫌な意味でリスペクトします、はいはいすごいすごい(棒)、みたいな。

物事をフラットな視点で見るのって難しいよなぁ。結論は出ず。便所の落書き、終わり。