年末にAmazonのセールを見て、そこからトラックボールを買った。
タイムセールで安くなっていたので、つい、買ってしまった。
元々マウスは持っていたのだけど、トラックボールを持ってみたかった、使ってみたかったという欲望に負け、買ってしまった。
後悔をしているかというと、なんとも言えない。
仕事で使っていて、実際めちゃくちゃ使いやすくて、買って良かったと思っている。
同じように、在宅勤務が継続的なものとなった今、外部ディスプレイを買った。23インチの。
これは楽天市場で、確かこれもタイムセール的なタイミングで安くなっており、そこで買ってしまった。
買ってしまった、と語尾に置く辺り、後悔をしているように思える。
そう、これについては後悔している。
元々在宅勤務が始まった時点で、ラップトップPCは貸与されていたし、マウスだって長年使っているものがあった。
それらを使うことで、外部ディスプレイやトラックボールを買う必要などなかったはずだった。だが物欲に負けた。
繰り返すが、買った製品自体には非常に満足しており、だから、こんな振り返りをすること自体が時間の無駄なのかもしれない。
ただ、断捨離系(物理的・精神的)の本を読むと、足るを知るという概念に疑いようもなく、それに照らして考えてみると、やけに無駄なものを買っているように感じる。
これではお金が貯まらないのは明白だ。
ものを持つと、それに対する執着が生まれる。
そして捨てる時に「もったいない、まだ使えるのに…」という気持ちが生まれ、執着しているのだなと感じる。
そう、執着。
自分が苦しむ種。
それを取り払うためには、ものを持たない方向に生活や自分のマインドを寄せていく必要がある。
人間だもの、たまの物欲くらいはね、という気持ち、良く分かる。
だけどそれに付き合って生活をしていたら、どんなに広い家に住んでいたってあっという間にもので溢れてしまう。
そうするとどこに何があるか分からないし、精神的にも窮屈になってしまう。
自然に後ろ向きになってしまう。
そしてなにより、物欲はいくら買ったところで湯水のように湧いてくるのだ。
物欲は悪魔だ。
だから、どこかでそれを断ち切る必要がある。
なるべく早い段階で。
ただ、上述した系の本を読んだところで、「必要最低限で暮らすことから生まれる満足感」を得るにはまだ訓練が足りていない。
どうやら私はミニマリストになりたいようで、そっち系に気持ちが向かっているのは確かなのだが、物欲があるとついAmazonや楽天を見てしまう。
2021年はまず、買わないことを念頭に置きつつ、使わないものはガンガン捨てていくという方向で生きていきたい。