突発的な行動力はものすごく魅力的だが、慎重な人を否定するのもおかしい

お前、週末どこ行ってたの?!急にいなくなるからびっくりしたわ。

あぁ、、、急にワインが飲みたくなってさ、甲府まで行ってた。日帰りで。弾丸。ずっと飲んでずっと酔っぱらってた。

急に思い立ってそんなすぐに行動できるのかお前!マジか。すげーな。交通費高いな、とかせめて一泊したいな、とか、そもそももっとちゃんと計画したいな、とかなかったのか…

そういうのめんどくせーんだよね。ワイン飲みたかったし、それで十分じゃん、と。あ

世の中には用意周到に計画を練る人と、考えるよりまず行動!という人、2種類がいるように感じます。
論じる前に、まず、これは価値観の問題だから、どっちがいいか、ということではないです。私自身も、両面の良さを理解しているし、どっちにもなりたいと思っているからこそ、それぞれの考え方を理解できる気がするので、それぞれの思いを考えてみたいな、と思います。

Photo by Rodolfo Clix on Pexels.com

とりあえず行ってみようぜ、な人

イギリスから、アメリカに渡った人と、オーストラリアに渡った人、みたいな比喩を見たことがありました。
前者は、考えるよりもまず行動派。
後者は、誰かの指示を待ち、思慮深く考えているうちに周りに巻き込まれてしまった派。

どっちがいいという話ではありません。
たぶん、世界は、両方の人がいるからこそ、成り立っているはずなのだから。

前者、考えるよりもまず行動、という人には、野心が見えます。
自分の欲望をストレートに満たそう、というスタンスの持ち主。
早死にしたとしても、「まぁ、私のやりたいことをやり遂げたからいいかな」と、満足感が高い気がするんすよね。

もし、時期尚早で、行動だけ先走った場合、どうなるのだろう。
行動から得られる満足感のせいで、もしかしたら後悔はしないのかもしれません。
もしかしたら、こっち側の人は、たくさん失敗を重ねているかもしれないです。
けど、それによって「次から控えよう…」ではなく、次も相変わらず突っ走ってって
結果失敗してしまう、みたいなことになるので、学習はしないけど満足した、ってなるのかもしれません。

しれません、と書いているのは、私はそっち側ではないから、あくまで想像で書いているからです。

私はそっち側の人をうらやましいと思っていて、なぜなら、人生は機嫌良く生きた人の勝ち、という価値で考えた時に、そっち側のほうが機嫌良く生きられるような気がしているからです。

慎重に生きることだって、決して悪くはないのよね

別に、私たちのマインドセットをフォローするために書いているのではありません。

けど、特筆したいのは、慎重に生きる人と、先に行動する人の、人生における優先度の違い、それをちゃんと言及しないと、このブログは終われないな、と思っています。

慎重に生きる人は、自分にとっていかに「嫌なことが起きないか」です。つまり、何も起きないことが前提。
一方、先に行動する人は、いかに「自分にとって楽しいことが起きるか」です。だから、苦難はあっても楽しんだ者勝ちなんですよね。

つまり、相容れないんですよ。だから、比べるのがおかしい。
プラマイゼロがいいのか、プラスに延びるのがいいのか。