優しい人ほど怒らない、という一文を目にする機会が割と多い。
怒る怒らないと、優しい優しくないに相関があるとは思えない。
また、優しい人ほど怒った時がヤバい、みたいな迷信を耳にすることもある。
これも真相はどうだか、という気分だ。
私は割と怒らないタイプ、静かなタイプと見られていて、だからこそ上記に関連した話を受けることがある。
こちらとしては、一切関係ないよな、と思いつつも。
まず、優しいってどういうことだろう。
優しいって感じるのは人それぞれなのだから、私が考える優しいと、あなたが考える優しいには大きな隔たりだって
ある気がするのだ。
優しい=怒らないという仮説。
怒らないのは、あなたに期待していません、だからあなたのやることにこちらは反応しません、というスタンスだ。
これが、優しいと言えるのだろうか。
期待しているしていない、という見方が出てきてしまった。
全くもって収拾が付かない展開である。
あらー、そうなんですかー。いいですよ全然!大丈夫です!
の裏側に、「もともとあなたには期待していませんでしたから!」というスタンスがいるのだ。
これのどこが一体、優しいというのだろうか。
優しいをググってみた。
姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。
つまり外見、態度としての形容詞だということだ。
つまり、中身に関しては問わないということだったのだ。
だから、「もともとあなたには期待していませんでしたから!」というスタンスは、どうだって良かったのだ。
私は今まで、その、内面的な部分まで含めた態度に対する形容詞だと思っていた。
間違っていた。