人と比べるくらいなら、自分の生を全うしてみろよ

自戒を込めて。

ここ半年くらいで、だいぶ気持ちを切り替えてきているのだけれど、私はすぐ他人と自分を比べてしまうところがあって、自分はダメだと思うこともあれば、逆に、あいつはダメだと思うことがあったりもする。
他人と自分を比べることで、相対的に自分が劣っているとか、優れているとか、そんなことを考えてしまうのはもしかしたら人間の性なのかもしれない。
人間というか、生き物の性だったりするのかな。

けどそれって人の生き方として正しいものではなくて、その先には自分が破滅する世界しか残っていないのだから、まず、人と比べるのをやめましょう、という教えに則り、その辺の考え方を改めるようにした。
そしてその辺はだいぶ改まったような感覚がしていて、個人的にこの取り組みは非常に納得のできるものだったと思っている。

と、思っていたのだけど、
実は全然そんなことなかった。

というのも、私は、他人が、当時の私と同じように、他人と比べているのを見ていると、まだそんなことを思いながら生きているのか、それはだいぶもったいない、と思うようになっていた。
それはある意味では、私とその人を比べていることになる訳で、結局、私は堂々巡りしていて、自分と他人を比べることから抜け出せていなかったのだ。

それに気づいた時、私は、このループから抜け出すことができないのだと痛感し、割とリアルに死にたくなった。
抜け出したかったのだ、この、人と比べてしまうという愚かな思考から。

この辺りは本当に最近気づいたことで、だから、まだ、現在進行形で、死にたいと思っている。
楽になりたいから。

だけど人間は、生き物は生にしがみつかないといけない。
自然に死ぬまで生き続けないといけない。
そんな罰を背負っているのだから、ここで投げ出して死を選ぶ訳にはいかないのだ。

だったらどうするか。

もっと、より良い人生を送ることができるよう、考え方を変えるのしかないのだろう。
全く分からない。方向性が見えない。

けど、それでも、生きていくという姿勢を貫かなければならないのであれば、
いっそのこと、その、他人と比べてしまう自分をどこかに打ち捨てておいて、
その抜け殻には目もくれずに前を向いて生きていった方が、

人間の姿勢として正しい方向に向かっているのではないのだろうか。

その抜け殻は、思い出した時に、拾いに行こう。