こうして公開するということは、誰かに向けた手紙と同様なのだ。
今の自分が抱いてる思いが、見知らぬ誰かに届くことだってある世界。
まだインターネットがなかった少年時代、ボトルに手紙を入れ海に流すという、ボトルメールに言葉では言い表せないほどの憧れを感じていた。
平たく言うとロマンなのだろうけど、それが今、こうして、実現できている世界にわたしは生きている。
こうして、誰かに見られることを意識すると、途端に書きたいことが書けなくなるような、窮屈な思いを抱いてしまう。
それはきっと自尊心から来るもので、良く見られたいという思いが根底にあり、だからこそ下手な文章を書けないと、思ってしまう。
自分のサイトなんだから、自分の描きたいように書いたら良いではないか。自分を飾る必要なんて、そんなものは幻想なんだから。
自分がいくら着飾ったところで、素の自分を変えることなんてできないのだから。