普通の人生なんてない
7時に起床。心療内科の薬を飲まなくなってから3週間くらい?経過した。眠くなる時間が安定せず、そして早朝に覚醒する日々を送っていたので、睡眠不足が目下の心配ごと。だけど今になってなんとなく、夜は眠くなるし、朝はアラームなしでも7時くらいに起床できるようになった。
休みの日も夜更かしなどせず、同じくらいの時間に寝て、起きる。簡単なことのように思えるけど、日々、同じように生きていくのって難しい。
酒の量は明らかに減らし、いわばアル中のような症状や、気持ち的に「もっと飲みたい」欲に打ち勝つみたいなこともないので、その流れに従って生きてる。飲む量が多くなると情緒が乱れやすい。だからその観点でも控える。もともとは体重とか体脂肪とか中性脂肪起因だったので、減酒による睡眠への効果は副次的効果ではあるけれど、生活を立て直すという点では大きい。
酒がないとつまらない?そう思っていた時期もあった。朝まで飲んじゃって〜、からの、二日酔い、1日を無駄にした、みたいなのにも憧れた。そして何度も体験した。それが良い経験だったかというとイエス。だけど死ぬまでそれを続けたいかというと間違いなくノー。
つまり、飽きたんだと思う。
小野寺文宣 ライフ 星4.5
良かった。私は「それでも、生きていく」な話が大好きなんだなと改めて感じた。小野寺文宣さんの本は2冊目。ひと、からのライフ。どこにでもいる、なんの取り柄もない(失礼)男の話。1ルームのアパート。江戸川区平井。この上なく地味な設定。だけどこの作家さんは設定で魅せるタイプではない(と思ってる)ので、そんなことはどうでも良かった。
人生は思い通りにいかない。過去も、他人も、コントロールすることはできない。だけど、私たちは生きる。そういう類の、コントロールできないものには身を委ねるしかない。その中で、自分のやりたいように今を、未来をコントロールしていく。ただそれだけの話なのに、読んだ後に気持ちが温かくなるのはなぜか。それは、主人公を中心とした登場人物の愛を感じるから。愛って強い。目には決して見えないけれど、態度や、言動に出る。そこから、愛を読み取る。小野寺文宣さんはそこを描くのが上手い。全部書かない。だけど空気感で愛を伝える。そこがかっこいい。
愛の文脈で考えると、小野寺文宣さん、名前にこだわる。名前の由来とか、名前もフリガナ付きでフルネームで書いたりしてて、そこに、小野寺文宣さん本人が、登場人物に対して愛を伝えているということだと思った。
そして、上述したけれど、なんの取り柄もない人が生活しているだけ、というのが良い。いや、なんの取り柄もない、は言い過ぎた。みんなそれぞれに個性はあるし、良くも悪くもストーリーを振り回すし、だから普通の人なんていないんだよな、とも感じた。
星4.5の理由。ほんとは5でも良い。残り0.5は、これ図書館本だったんだけど、買うー!とはならなかった。その差かな。いったいどこなんだろうそこは。他の作家さんと比べるのはあまりにも失礼すぎるので割愛するけれど、買うー!とまでならなかったのはたぶん、たぶんだけど、心情描写の深さが私の目からは足りなくて、いわゆるエモさが欲しかったのかなぁと思う。だけど、好きな作家さん、今年出会って良かった作家さん第一位なのは間違いない。
あと2冊、まだ借りてるやつある。読むの楽しみ。
