タグ: 2025年

  • ランニング 10km

    ランニング 10km

    今日も10km走りました。
    朝起きて体重を測定したところ、大して減っていなかったのでちょっと焦ってます。
    焦ったところで、仮に毎日10km走ったところで、大して体重に影響はないのに、こうやって脚が十分に回復しないまま走り続け、やがて脚を痛めるのではないかと思ったりします。

    そんな感じでぼやいていてもしょうがないのです。
    私は今転職活動中で、仕事がない状態。日々、何もせず過ごすのがどうも許せなく、何か生産的なことをしなければ、とつい考えてしまいます。
    果たして、ランニングが生産的なのかというと、なんとも言えません。
    むしろ、カロリーを消費して、蓄えた脂肪を分解させているという行為は、非生産的な行為だと考えることもできるからです。
    せめてものお慰みで、こうしてブログを書くことは唯一、生産的なことと言っても良いかもしれません。

    ランニング中、沿道の植栽を手入れしている業者さんたちがたくさんいました。
    ちょうどお昼時ということもあり、トラックの陰で昼寝していました。
    肉体を酷使してそれを対価に換える人たちは昼休みの60分のうち、5分で昼食を摂り、残りの55分は昼寝をして過ごすと聞いたことがあります。
    今日は風こそ強いものの、太陽の陽射しは強く、たまに雲に隠れることはありますが、それでも照りつける太陽の光、熱を受け続けて仕事をするのは大変な作業でしょう。
    彼らがいるから、沿道の躑躅は綺麗に咲き誇り、ちょうど学校を終えた、黄色いランドセルカバーをつけた小学校1年生のちびっこたちの未来を、沿道の躑躅が、明るく華やかに彩っているように感じました。
    将来、どんな仕事に就くのか、まだ彼らは知らないでしょう。私も小学校1年生の頃、まさかIT系の仕事に就くなんて考えもしませんでした。
    人生って不思議です。
    みんな、将来のことを夢に描きながら、それを実現できるかどうか分からず、とりあえず自分の思った方向に走り続けています。
    途中、小石に躓きながらも、すぐに立ち上がり、膝についた砂を払い、また、自分の思った方向へと歩みを進めていきます。
    その道が、正解なら、歩いたことの成果を喜ばしいものとして捉えるのでしょうけど、それが果たして正しいのか、それはその時になってみないとわかりません。
    また、正解というのは人それぞれで、マイルストーンにたどり着いた時、それが仮に過去、自分の思っていた正解と違ったとしても、得られた結果を正解とすることだってできるのです。
    そんな未来を、みんな、思い描きながら生きているんですね。
    私の未来は、私の正解はいったい、どんなものなんだろう。

  • ロードバイク 30km

    ロードバイク 30km

    5年くらい前に買ったロードバイクが自宅寝室の壁で眠っていたので、それを呼び起こし、久しぶりに乗りました。
    ホント1年ぶりとかじゃないだろうか。
    ぱぱっと空気を入れ、ブレーキがちゃんと動作することを確認し、30kmの旅。時速21kmくらいの、私としては結構頑張ったスピード。

    なんでロードバイクに乗ったのか

    ほんとはランニングしたかったのですが、暑いので断念し、ロードバイクにしたのです。
    今日、気温が28度くらいまで上がるかも、と人伝いに聞き、そんなんじゃ走れないよな、と日和った結果になります。
    28度の中走るなんて普通の人間じゃムリだろ、と思いながらロードバイクに乗ったのですが、たくさんのランナーたちとすれ違いました。
    信じられません。みんなすごい。水分をたっぷり摂って、塩分糖分も忘れず、無事に走りきっていただきたいと祈りつつ。

    昔は日射病と呼ばれたよね

    「熱中症」って言葉を聞いたのってここ数年、少なくとも5年から10年の間くらいに感じます。
    私が子どもの頃は「日射病」と呼ばれていました。
    私の愛するMother2でも、例の砂漠の地域を歩いてると時折日射病に罹ったものです。何かの薬で治ったはずだけど忘れました。

    お尻が超痛い

    これロードバイカーさんたちっていったいどうしてるんだろう、って思わずにはいられないくらい、お尻が超痛いです。走り始めて10kmくらいのところでもうすでに痛くて、30km無理なんじゃ、と思いましたがなんとか気合いで乗り切れました。
    なんかクッション的なものとかあると良いんでしょうか。それにしてもロードバイクのサドルって硬いですよね。柔らかいとダメなんだろうか。私のサドルはSpecializedオリジナル?のやつ?買った時から替えてないんですが柔らかいサドル、ちょっと興味があるかも。

    と思って調べてみたんですが、そうかサドルの角度&高さかー。自転車を買った時のままなのでそれが良くないのかも。。

    “サドルのセッティングを適切にする”ことです。特に角度。高さも大切です。
    https://www.cyclesports.jp/topics/45563

    せっかく続けるなら、ちゃんとしたセッティングで乗ってみたいものです。
    あと重心のバランスとかも重要なんすね。なんかそういうこと勉強せずにそのまま乗ってるので、良くないのかもしれません。
    ロードバイクって数時間乗るレースとかもあるし、セッティングが良くなければ選手でも痛くなってしまうというのを知り、勉強になりました。

  • # 星を掬う 町田そのこ ★★★☆☆

    # 星を掬う 町田そのこ ★★★☆☆

    ## 星3つ

    とても重たい話です。私はこの登場人物たちの抱く感情や思考を100%受け入れることは難しくて、きちんと感情移入できませんでした。

    町田そのこさんを読むのは2作目、52ヘルツのクジラたちに続いてこれです。

    どちらの作品も、「家族」っていうものが作る絆とか、愛とか、そういうものをテーマに描かれており、今作もまた、家族というものの在り方を考えさせられるような内容でした。

    星が3つだったのは、ストーリーが私には重すぎたからです。

    それぞれみんなが重たいものを抱えていて、ぶつけ合ったり、労りあったりするんだけど、その起伏が激しくて、正直なところ私は疲れてしまいました。

    町田そのこさんのすごいところは、丁寧さだと思います。ストーリーの展開もまた結構ダイナミックなんですが、それを進めるための登場人物たちが抱く心情をきちんと言語化していて、またそれが伝わりやすく、はっとさせられるシーンが何度もありました。

    辛い思いをした分、報われてほしいと心の底から思いました。

    ページの残りのボリュームから、そろそろフィナーレに向けて浮上していくんだろうなという予想を大きく裏切るような展開に、歯がゆい思いをしました。だけどそれでも、読みたくなってしまうのは、町田そのこさんの描く物語が魅力的だったからだと思います。

    ## 家族って

    私は恵まれています。たぶん。

    生まれ育った家族も、私が築いてきた家族も、みんないい人ばかりで、家族っていう軸で困ったことってそんなになかったように感じます。だから恵まれているんだと。

    100%そうとは断言できないこともあって、おそらく私は忘れてしまっている記憶の中に、いい人、という文脈から離れているようなエピソードだってあると思いますが、それでも、総括して「みんないい人」と感じることは、きっと幸せなことなんだと思います。

    家族って人間が生きていくためには必要で、子どもは成長していかなきゃいけないし、親は守ってあげなければいけません。

    この本を通して、家族の在り方とか、子どもに対して同接していけばいいのかとか、問題を抱えた時にどう対峙していけばいいのかとか、そんなことを常に考えたような気がします。

    みんな幸せに、健やかな家族ばっかりで、みんな素直に生きていけたらいいんだけど、そうはいかないもんな。

    私の中の常識を決して押し付けることなく、広い視野で見守っていきたいです。

  • ランニング 10km

    ランニング 10km

    今日も10km走りました。つっても途中少し歩いてしまった。
    今日はなんとなくペースが速めで、ゆっくりにしたかったんだけど上手くペースを作れず、途中でバテてしまいました。
    きちんと走り切るための技術ってのも重要なのかもしれません。
    あと走り方も。腕をきちんと振ることで消費カロリーが増える気がするんですが、腕を振るとペースが上がってしまうんだよなぁ。ペースを取るか、消費カロリーを取るか。どちらかを優先することで走り方が変わってくるような気がします。

    なんのために走るのか

    今日、走りながら考えていたこと。
    それはなぜ走るという選択肢を取ったのかということ。
    常々、痩せたいと考えていて、それなら食事制限をしつつ運動を、というのが基本ロジックなのですが、運動のところでランニングを選択したのはなぜか。
    私はロードバイクを持っているので、ロードバイクで走るというのも選択肢としてあるべきです。
    ちょっと調べてみると、ランニングとロードバイクって消費カロリーはあんまり変わらないんですね。

    引用: https://www.glico.com/jp/powerpro/citric-acid/entry63

    それならロードバイクでもいいのかもなぁ。
    ランニングばかりではなくロードバイクで走るっていうのも選択肢として持っておくと良いのかもしれません。

  • ランニング 10km

    ランニング 10km

    本日も10km走りました。
    天気は晴れと曇りの間くらい。気温は20度くらいあったかなぁ、結構汗をかきました。
    こういう天気のときってスピードを出すとバテてしまうので、いつも以上にゆっくり走りました。

    走ってる時に考えたこと

    先日のブログで、走っている時に何を考えているのかという問いを立てた手前、今日はそれを忘れないように、浮かんできたことを受け止めながら走りました。
    つっても大したことは思い浮かばず、結局はいつもと同じで、どんなルートを走れば10kmまで到達するかとか、息が苦しくなってきたからあそこのベンチで休もうかとか、そんなことしか思いが至りませんでした。
    別に何を考えようが私の勝手です。これで十分だとも思います。

    ペースのこと

    今日もキロ6分10秒くらいのペース。ランニング歴は12年くらいということもあり、一定のペースで走ることはできるけれど、最近は息が上がらないようなゆったりとしたペースで走るのが良いなと感じるようになってきました。多分太ったからだと思います。
    標準体重だった頃はキロ5分15秒とかで走れていて、あの頃は調子良かったなぁと思います。なのでその頃のペースに戻すため、体重を落とすことは必須で、10kgを落とすことが当面の目標です。負けてられない。
    LSDという走り方がありますが、このペースがちょうど良いということかもしれないなぁ。ゆったり、心拍数130くらいで走る感じのやつ。それで10kmから15kmくらい走れたらちょうど良いのかなぁ。

  • ランニング 10km

    ランニング 10km

    近所をぐるっと走ってきました。
    ここ2年位でがつっと体重が増え、体脂肪率が23%くらいにまで成長してしまった身体を奮い立たせ、なんとか10km。
    キロ6分15秒とか。
    明日も走ろうと思います。

    ランニング中に考えてること

    いろいろなところで、できるビジネスマンは仕事前に走って頭を整理して、仕事に臨む、みたいなことを目にします。
    私はそれがあまり信じられなくて、なぜかと言うとランニング中って一つのことを集中して考えることなんてできません。
    気持ちは散漫で、というか私の場合、今走ってるペースがどのくらいで、このペースだと目標の5kmとか10kmを走り切ることができるな、とか、次の信号で止まったらペースが乱れるから交差点を折れてルートを変えようとか、そういうことしか考えられないからです。
    仮に、仕事のことを考えようとすると、余計なことってあまり考えられないんですよね。
    気持ちは散漫だし、そもそも走ってるんだからそんなマルチタスクなことなんてできないよ、とか思っちゃいます。
    いや、それがいいってことなのかなぁ。余計なことを考える余裕がないから、いろいろ余計なことを考えることなく、仕事をストレートに進めるために必要最低限のことだけを考え、実行に移すためのステップを組み立てるってことなのかもしれません。

    ランニングって痩せるの?

    これもいろんなところで目にする質問で、私がたどり着いた答えは、「続ければ痩せる」です。ランニングで体重を1kg減らすには、約7,200kcalを消費する必要があります。7,200kcalって結構な量ですよね。
    私の場合、体重が75kgくらい、10kmを60分で走ったとき、消費するカロリーはおよそ770kcalとのこと。つまり10kmランを10回繰り返したら、ようやく1kg痩せるという計算になります。
    月に10回、10kmランをするって結構な頻度です。4週間の換算で週に2回から3回程度。つまり2日に1回くらいの頻度です。まぁ、私の場合それくらい走っても良いのかもしれませんけど。
    2日に1回くらいの頻度だったらできるだろう。
    あとは基礎代謝量をきちんと把握して、それを超えないように上手く食生活を保っていければ、良いのでしょう。
    こういうときにやってはいけないのは、気持ちを新たにすること、だそうです。
    気持ちを新たにしたところでどうせ気持ちが萎れてしまうから、そうではなく、環境を変えること。あとは、日課にすることも良いのでしょう。
    ハビットトラッカーと、予定表を付ければ、あとはもう実行に移すだけです。
    って、言うのは簡単なんですけどね。
    私も、やれば良いのに、って分かってるのになかなか手を付けられません。
    そんな私にちょっといいかも、と思うのは、家族に、「ちょっと走ってくるわ」を口癖のようにすること。それを発言してしまえば、あとはもうホントに1時間くらい外出して走るだけなんです。言うのは簡単なんですけども。
    明後日が楽しみです。走れるといいな。走るけど。

  • # 52ヘルツのクジラたち 町田そのこ ★★★★☆

    # 52ヘルツのクジラたち 町田そのこ ★★★★☆

    ## 星4つ

    主人公は幸せな家族に恵まれず、感情移入してしまうとこっちまで気持ちが落ち込むような境遇。

    私は、この先、幸せな結末が待っているに違いないと信じながら読み続けました。

    どんどん先を知りたくなるような展開で、つまり私の想像をはるかに超えたストーリー展開が常に用意されていて、あっという間に読んでしまいました。

    このあたりが、星4つの理由です。5つにしなかったのは、物語が短かったなぁ、というのと、主人公寄りの、主人公を助けてあげたくなっちゃうってなってる人が多くて、そこがちょっと現実とはかけ離れてるかなぁ、という点です。私、きっと現実路線の話が好きなんだと思います。

    物語自体は、人との繋がりの部分が大きくフォーカスされていて、それがタイトルにも絡むのですが、この、「声にならない声」を放ってる人ってこの小説の中だけじゃないよなぁ、私だって、その、「声にならない声」を放っているけれど、それが誰にも届かないときってあるもんな。

    それって、つまり、孤独ってヤツなんですかね。

    ## 魂の番人

    文中に出てくる言葉で一番印象に残った言葉です。私は、「生きる」という意味を実感し、その意味の重たさを共有できる相手、と解釈しました。

    生きるという言葉、あまりにもよく使われるし、その言葉が本当に持つ意味の重たさと比較するとあまりにも軽いですよね。

    生き物って本来はシンプルで、生まれ、生き、そして死ぬという一直線上のレールを歩くだけで、その3つってそれぞれ強くて重たい意味を持っています。

    それぞれが同じくらい重たいものでしょう。

    だけど生まれるのと死ぬのは一瞬で過ぎ去るのにくらべ、生きるだけがとても長いです。

    ## キャラ立ちの良さ

    町田そのこさんの作品を読むのは初めてです。

    独特の空気感を纏いながら物語を綴る中で、その物語を進めていく役者たち、登場人物の個性がきちんと、ぱりっとしていて、とても良かったです。

    こういう友達がいたら人生が変わっていたかも、と思ったり。

    だいぶお節介な、世話を焼くのが好きな人が良くもまぁこんなに集まったもんだ、と逆に感心しました。それぞれみんな、物語を構成するのに必要な人たちばかりで、欠けていたら物語として成立しなかったでしょう。

    一部を除き(主人公にキツく当たる人たちは除く)、みんないい人たちばかりで、冒頭の感想で現実からちょっとかけ離れてません?って書いちゃってますが、理想的な社会生活は、こんな感じで助け合って生きていこうとするものなのかもしれませんね。

  • # 十角館の殺人 綾辻行人 ★★★★☆

    # 十角館の殺人 綾辻行人 ★★★★☆

    読み終えた後、しばらく呆然としてしまいました。

    あまりにも鮮やかなトリック、そして緻密に計算されたストーリー展開に、ただただ圧倒されるばかり。

    若くしてこれほどの作品を書き上げた才能に、嫉妬すら覚えます。

    ## ミステリ小説の魅力とは何か?

    普段、私は小説を読む際、物語の面白さはもちろんのこと、作者の文体や情景描写など、文学的な要素を重視する傾向があります。しかし、今回の『十角館の殺人』は、そのような私の価値観を大きく揺さぶる作品でした。

    ミステリ小説の醍醐味は、やはりその巧妙なストーリーにあると感じます。読者の想像を遥かに超える殺人方法、そして犯行に至る動機の形成過程。それらが緻密に組み合わさることで、読者は物語に深く引き込まれます。

    そして、トリックが暴かれる瞬間の犯人の心情描写。そこに共感できる部分があれば、読者は大きなカタルシスを得られるのではないでしょうか。私も、真相が明らかになる瞬間の高揚感を存分に味わいました。それは、まるでパズルのピースがカチリとハマったときのような、なんとも言えない快感です。

    ## 叙述トリックの衝撃(ネタバレ注意!)

    本作の最大の魅力である叙述トリックには、見事に騙されました。十角館が燃え、6人の焼死体が発見されたという報道。その時、私は登場人物の名前をメモしながら読んでいたので、ヴァンがいないことにすぐに気づきました。しかし、ヴァン=守須という事実に全く気づけなかったのです。

    中村青司が生きていると思わせるミスリード。その巧妙さに、まんまと騙されました。「まさかそんな…」と思いつつも、物語に引き込まれていく感覚。これこそが、ミステリ小説を読む醍醐味だと改めて感じました。

    登場人物たちの名前、そしてそれぞれの関係性を整理しながら読み進めていくことで、物語の面白さは倍増します。私も、登場人物たちの名前をメモしながら読み進めていくことで、より深く物語の世界に入り込むことができました。

    また、十角館という閉鎖された空間で起こる連続殺人という設定も、読者の好奇心を掻き立てます。外界から遮断された孤島で、登場人物たちが疑心暗鬼になっていく様子は、まるでホラー映画を見ているかのようです。

    ## ミステリ小説の奥深さに魅了される

    『十角館の殺人』は、単なる謎解き小説ではありません。登場人物たちの心理描写、そして物語の背景にある人間ドラマも、この作品の大きな魅力です。

    特に、犯人の過去、そして犯行に至るまでの経緯が明らかになる場面は、読者の心を強く揺さぶります。そこには、単なる猟奇的な殺人ではなく、人間の心の闇、そして悲しみが描かれているのです。

    この作品を通して、私はミステリ小説の奥深さを改めて知ることができました。謎解きの面白さ、そして人間ドラマの奥深さ。その両方を兼ね備えた『十角館の殺人』は、まさにミステリ小説の金字塔と言えるでしょう。

    ミステリファンはもちろん、普段ミステリを読まない方にもおすすめしたい一冊です。ぜひ、あなたもこの作品を通して、ミステリ小説の奥深さを体験してみてください。

  • # 思考を耕すノートの作り方 倉下忠憲

    # 思考を耕すノートの作り方 倉下忠憲

    ## 人の行動をサポートする役割

    メモやノートは、人が頭を使う時にサポートする役割を果たす。頭の使い方や、考え方をサポートするのだと言います。

    では一体、人間は、頭をどんな時に使っているのでしょうか。

    素人なりに考えてみると、意識的に頭を使う時と、無意識的に使う時があるように思います。

    意識的にというのは、今、私が文章を考えながらキーボードを叩いています。私が意図する文字を入力するために、指を動かしています。私はブラインドタッチが出来ますので、どの場所にどのキーがあるかというのは分かっているので、どの指を動かそう、というところまでは考えていません。おそらくここが、無意識に頭を使う、という点なのかなと思います。

    ## ノートを使うと、なにが良いのか

    冒頭でも述べましたが、

    • – 情報を収集する
    • – 情報を整理する
    • – アウトプットする(行動とか文章を書くとか

    この、「情報を収集する時」と、「情報を整理する時」に活用することができます。

    たまに、頭の中の構造が普通じゃない人は、ノートを使わずに情報収集、整理ができちゃったりしますが、私はそんなことできないので、いちいち書いて考えています。

    この本には、どんな時にノートを使えるの?という問いに対していくつかのパターンを載せてくれているので、ノートを自分の相棒にしていきたい!という人はこの本を読んでみることをオススメします。

    例えば、

    • – 日記
    • – 勉強・仕事ノート
    • – 会議・打ち合わせノート
    • – プロジェクトノート
    • – 発送・アイデアノート
    • – 着想ノート

    こんな感じです。10人いれば10通りの使い方があると思いますので、試行錯誤しながら自分に合ったノートの使い方を考えていくのが良いかなと思います。それ自体、楽しい作業で、あぁでもないこうでもないと自分と対話しながら作っていくのって楽しいですよね。

    ## デジタルとアナログの違い

    私は一時iPad miniとApple pencilでiPadのノートアプリに手書きで入力していたことがありました。しばらくは調子良い感じで書けてたんですが、結局は紙のノートに戻ってしまいました。この本で著者が述べているところで、納得したのが、以下の点です。

    > デジタルでは情報が多くなりすぎてしまうきらいがあります。多くなっても検索して見つけ出せるのだから問題ないとはいえますが、情報を保存するときに取捨選択を行わずポイポイ放り込んでしまうことが起こりやすいという点は気をつけておいたほうが良いでしょう。結果、できあがったそのノートは自分にとっての道具箱ではなくゴミ箱になってしまう可能性があります。(91ページ)

    確かにその通りだな、と思う一方で、紙のノートにしても同様で、ある程度取捨選択をしなければ、結局はゴミ箱のノートを作ることに変わりはないので、何でもかんでも書くのは気をつけようかなと思います。

    ## 私のノート

    このブログでも何度か書いていますが、私が使っているのはダイソーの100円ノートと、万年筆という組み合わせです。

    ダイソーだから安かろう悪かろうではなく、紙が厚く、万年筆の裏写りが全くしないのです!ここにたどり着くまでにいくつのノートを渡り歩いてきたか。。

    今年はほぼ日手帳を使わずに生活していますが、やっぱり、トモエリバーってすごかったんだなぁって思います。あの薄さなのに、モンブランのMで書いても裏写りしないってほんとすごい。日本の優れた技術って感じです。

    さて、私は何を書いているのか。

    だいたいが日記、読書ノート、小説用の着想といったところでしょうか。

    あまりフォーマットを設けておらず、強いて言えばノートの冒頭に数字6桁の日付を書くくらいでしょうか。

    私は上でも述べたようにアウトプットする(行動とか文章を書くとか)ために使うことが多く、何かしらきちんとしたロジックで自分を納得させて、行動に移すという性格なので、その点で、ノートを使う点は役立っているのかなと思います。


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  • 地下の鳩 西加奈子 ★★★☆☆

    地下の鳩 西加奈子 ★★★☆☆

    繁華街。キャバレーの呼び込みを生業としている男と、その近くの店で働くチーママの、淡いけど深い恋愛物語。
    これを恋愛と呼んでいいのか分かりません。恋愛なんて、200人いたら100通りの恋愛があるわけで。

    たまに旅行とかでいつもと違う、知らない風景に佇む家を見ると、あぁ私にも知らない世界があって、そこで生活を営む人がいるんだなぁと感慨深い思いを抱いたりしますが、それは旅行だけではなく、たまーに、繁華街でオトナなお店へ呼び込もうとする人たちもまた、私の知らない世界で住む人間なんですよね。
    今回、主人公となった人たちもまさにその中に住む人間たちで、小説ってそういう人たちの生き様や考え方を知ることができ、良いものだなぁと思います。

    吉田とみさを

    男を吉田。女をみさをと言います。
    みさをが起こした小さなトラブルに巻き込まれる形で、知り合い、そこから少しずつ交流を深めていくところ。
    吉田は比較的、プライドを持って生きている人間。西加奈子さんが何度か書いている通り「俺はこんなところで燻ってる人間じゃない」という思いを抱きながら、だけど今の生活から抜け出せない、いや抜け出さない姿勢が垣間見えます。
    男ってなんでこうなんでしょうね。
    私も同じようなところがあって、毅然として、誠実でなければいけないなんて思っている節があります。
    だけどそれって誰かから強制されたワケではなく、あくまでも自分の意思でそうしていようと思っているような。
    みさをはそんなところを見抜いていて、だけどそれを揚げ足を取るような、プライドを切り裂くようなことはせず、優しい姿勢で接していました。
    駆け引きと言ってしまうと稚拙な表現になってしまいますが、一方、みさをの方も、今まで知り合ってきた男たちと同じような付き合い方をするのかと思いきや、今までの男たちとは一線を画す立ち振る舞いをする吉田に対し、困惑する箇所もあったりして。
    ボタンを掛け違えたかのような生活が続き、お互いがお互いに依存し始めた頃に、吉田の懐が枯渇し、2人の関係性が変わってくるところの描写が面白かったです。

    「もう、金がない。」
    吉田は、そう言って、ぽろりと、涙を流した。
    不意をつかれた。
    みさをは、吉田を抱き寄せた。有紀子の絵を、昨日のチーフの姿を思い出し、不安だった。早く楽になりたくて、吉田の耳を舐めると、吉田は嗚咽しながら、みさをの服を脱がせた。
    地下の鳩 105ページ

    お互いに不器用なところがあって、とても愛おしい。
    恋愛に器用も不器用もなくて、それぞれ全力で恋愛に取り組んでいるはずで、吉田が、虚勢を張っているはずの吉田が、金がないと発言し、それは自分のプライドを捨てて、泣きながら、みさをに縋り付く男を見て、哀れに思ったのでしょう。一方みさをは病弱な妹や、キャバレーというキレイな場所で働く地味な女、チーフという別の境遇で暮らす2人を思いながら不安を抱えていたところだったので、吉田の泣き崩れる姿は、より一層哀れに思えたのかな、と思います。
    ↑と、書いていて感じましたが、私はイマイチきちんと理解していないかもしれません。
    男は、プライドを捨てる時、泣くのでしょうか。
    私は映画以外では久しく泣いたことがないから思いつかないです。が、映画を観て泣くのを、家族に見られるのはちょっと恥ずかしいです。
    感情が昂っています、というサインを受け取られることが恥ずかしいのでしょうか。
    引用したちょっと前に、みさをの家に泊まった時に使った灰皿が、誰のかと気にする吉田。みさをの全てを手に入れたいと考えているため、嫉妬してしまう吉田。
    そんな吉田に、少なからず共感を得てしまうのは、私も男で、吉田と似たようなところがあるからかもしれません。
    男の独占欲って人によってまちまちでしょうけど、これだけは手に入れたい!と思うようなものがあったら、他の人が手に入れようとするのを必死で排除してしまうのでしょう。可哀想な生き物です(褒めてます)。

    ミミィのこと

    この本は短編が2作入っていて、緩やかに連なっている作品なのですが、私の中では後半に訪れる「タイムカプセル」という作品の方が強く印象に残りました。
    のっそりしたオネエのミミィさん、イメージが完全にテレビで人気者のデラックスさんで脳内再生されましたが、壮絶ないじめを描くシーンは読んでいて辛かったです。
    地下の鳩、タイムカプセル、それぞれ、割とドヨーンとした空気に包まれている作品ですが、この、いじめのところの下降曲線っぷりがすごかった。
    報われてほしいなぁと思いつつ、ミミィさんのことを好きになりました。

    星3つ

    3つか4つか迷いました。心情描写が良かった、ストーリー展開が面白かった、場面展開がイマイチ良くわからなかった(多分これは私の想像力不足)、ってところでしょうか。
    西加奈子さんは私の中ではサラバ!と夜が明けるが特に素晴らしくて、それぞれ、良かったのは友情を描いていたところなのかなと思ったり。西加奈子さんの恋愛もの、初めて読みましたが、恋愛ってパッと見、キラキラ、ドキドキすることが多く、だいたいそれは若者たちの恋愛にて描かれることが多いように思いますが、そうではない、一線を画すような恋愛もので、綺麗なだけじゃないんだよなぁーと思ったり。
    新しい世界を見ることができて良かったです。