3月24日

晴れと雨、どちらも愛すことが、真理。

少年は、晴れだけが好きだと言った。
そんな彼は外で遊ぶのが好きで、雨だと遊べないからだと言う。

確かに雨だと洋服は濡れるし、行動が限られてしまう。

だけど考えてみよう。雨の後に訪れる晴れ間のことを。
それは雨が降るからこそ、そのありがたみが分かるのだから。
または、雨音のことを。
あの独特な、パラパラという音は心を癒してくれるではないか。
多分、むかーしむかし、洞窟の中に住んでいた頃、
雨宿りをしている中で、ぼんやりと外を見ていた時の自分は、
早くやまないかなぁと思う一方で、なんとなく心を落ち着かせていただろう。
そうやって、人間は生きてきたじゃないか。

別に晴れだけが好きっていうのも一つの価値観だからね
それを否定するつもりは毛頭ないんだけどさ、
もうちょい違う視点で見てみると、雨も悪くないなぁって思ったりするんじゃないかなぁ。