日曜の夜から、憂鬱な時間になるのは、なぜか。
なぜ、普段と同じ程度の難しさ、仕事量なのに、日曜夜になると途端に怖くなるのか。
いつも通り、日曜の22時くらいから、なんとなく週末を終わりにさせるのがイヤで、夜ふかしをしてしまっていた。
だいたい24時を回ったくらいから、だんだん、観念してくる。諦めというか。そこで、眠くても頑張って起きたとして、いずれ朝はやってきてしまうのである。
25時くらいまで頑張ってみて、やがて諦める。寝床を準備し、布団に入る。
もともと眠かったので、一瞬で眠りに就く。
そして朝になり、子供たちは学校へ行き、私は戻りたくない仕事に戻るために、仕事の電源を入れる。パソコンの電源ボタンを押し、VPNで会社のネットワークに入ると、そこはもういつもの日常。
Teamsにはいくつかのメッセージが届いていて、メールも届いているし、承諾済みのミーティングに被せるように、新たなミーティングが飛び込んできている。それらを地味に検証し、優先度を考え、時には承諾していた会議を諦め、新たな方へ承諾を飛ばす。
そうしている間に仕事が始まり、会議、昼、会議、夕方、そして仕事が終わる。
私が、日曜の夜に抱いていたのは、仕事に対する不安ではなく、ただ、週末から離れることの寂しさ、仕事という日常へ戻ることの億劫な気分を抱いていただけだったのだ。
今の仕事は嫌いか、と言われると、本音で考えても結構好きな部類に入ると思う。そんな仕事に戻るのが嫌というのは、もしかしたら贅沢なことなのかもしれない。