4月11日

司馬遼太郎の関ヶ原を読み直している。
どうする家康で、大河ドラマがやっているから。
いつ買ったんだっけなぁ、買った当初は石田三成を推していた頃だったので、家康が悪者に見えてしょうがなかった。
ところがそれかr幾年か経ったのちとなる今、それを読み返していると、石田三成の気の効かなさに切なくなってきてしまう。

子供を想う、親の気持ちとも言えるほどの。
じれったい、ってやつかもしれないなぁ。
まぁ、司馬遼太郎のエッセンスが入り込んでいるだろうし、そもそも史実の通りに描くことは難しい局面もあるだろう。
だからこれが石田三成の個性、という一方的な見方で捉えるのもちょっとアレだよなぁと思いつつ。

もっと、周りに気を配ることができたら、西軍に軍配が上がったかもしれない。そうなったとしたら東京という街は今ほど栄えておらず、滋賀県のあたりが日本の中枢になっていたかもしれないと思いを馳せてみると、この戦いがあったから今の日本になってるんだよなぁと思ったりする。
たらればだからね。思いを馳せるのは私の自由だけれども。