TAG

個性

6月21日 佐伯チズさんみたいな

佐々木俊尚さんの、「読む力」みたいな名前の本を読みながら通勤。彼はどっかのいい大学を出て、立派なジャーナリストとして名を馳せているのかと思ったら、大学は留年しまくった、と語られていて、妙な親近感を覚えた。さらに、二人目のお父さんが、彼が学をつけることに嫌悪し、本を読んでいるだけで怒られたという、いわば劣悪な環境に置かれていたと書いてあり、さらに、すげー!ってなった。 人間、逆境の中で生きていくには […]

あの空が見える

5月にしては、割と強く大きな粒の雨が降り注いでいる。傘の、骨と骨の間をすり抜けるように流れてきた風が、私の頬をひんやりとした指先で撫でていく。その風は湿気を含んでいる。顔がベタつく。少しだけ、それを不快と感じる。私は歩みを速める。 昨夜、ウイスキーを舐めながら綴った小説は、朝を迎えてから読み返したら、予想以上にさび付いていた。またダメだった。夜は魔法がかかる。自分の描くストーリーに対して、盲目にな […]

内向的だって悪くないだろ

相変わらずHSPとか内向的とかって記事があると読んでしまう。 それ自体は悪いことではないのに(って言ってる時点で劣等感があるのが分かる)、つい、自分を肯定したいという気持ちが静かに眼を覚ます。そもそもそんな気持ちを劣等感として持っていたのは、いつからだろう。なぜだろう。それ自体、良いとか悪いとか、そういう次元の話ではないのに。 子供の頃、物静かな自分は周りからシャイな人間だと思われていた。それがあ […]