自分が味方になってくれない

予定のない休日など、自分が何も成し遂げていない日がある。
私が、せっかちな人間だからか、そんな日を無駄と感じてしまう。
何かしら、成し遂げるべきだったのではないかと思い、クヨクヨと考えてしまう。

分かっている、はずなのだ。
何も成し遂げていない日があったって、日々は続いていくし、誰からも責められない。
朝、なんとなく9時くらいに起きて、夜、22時くらいに寝る。
その間、やったことと言えば料理、ゲーム、読書、近所の散歩くらい。
ただ、日々を過ごしただけ、という一日。

自分を苦しめているのは、まごうことなく自分で、冷たい彼は、私に、「日々何かを生産しながら生きよ」と言う。
彼はそれが正しいと思っているから。
けど、実体となる私にしてみると、日々、そんなに意味のあることばかり選択して暮らすことはできないのだ。
そんなに、気力を保ち続けることができないから。

そんな、「何も生み出していない自分」を肯定するのが怖い。
本当は、肯定すべきなのだ。
味方でいるべきなのだ。
私を支えてくれるのは、私を常に見ていてくれるのは、私しかいないから。
そんなに、私を苦しめて、なにが楽しいのだろうか、私は。